アルバニア語などを含む語族
大航海時代以降、特に近代以後には南北アメリカ大陸やアフリカ、オセアニアにも話者が移住して使用地域を大きく広げた。現在インド・ヨーロッパ語族の言語は100以上の国家で公用語となり、各言語の母語話者人口の合計は25億人を超える。国際連合の6つの公用語のうち、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語はインド・ヨーロッパ語族である。
分化が始まった時点での印欧祖語は、多様な語形変化を持つ言語だったと想定されている。しかし時代が下り言語の分化が大きくなると、各言語は概して複雑な語形変化を単純化させていった。
ヒンディー語などは2つの格を持つのみである。その他の言語では名詞・形容詞の格変化を失った言語が多い。多くのロマンス諸語は名詞・形容詞の格の区別を失っている。英語の名詞は主格と所有格(属格が意味限定的に変化したもの)を残すのみである。名詞や形容詞の格を退化させた言語も代名詞に関しては格を区別するものが多いが、ペルシア語のように代名詞についても格変化をほぼ失った言語もある。
